「介護を始めてから、腰が本当に痛くなった」「ぎっくり腰を繰り返している」
こういうお声はとても多いです。
介護による腰痛は「気のせい」でも「年のせい」でもありません。介護という作業には、腰に強い負荷をかける動作が多く含まれており、正しく理解して対処しないと、悪化・慢性化していきます。
この記事では、介護による腰痛の原因を具体的に解説し、今すぐできる対処法と、プロのケアが必要なタイミングについてお伝えします。
介護による腰痛の3大原因

原因1:前傾姿勢での長時間作業
食事介助・着替えの補助・入浴介助など、多くの介護作業は「前にかがんだ姿勢」で行われます。
この姿勢では腰椎(腰の骨)への圧迫が増大し、腰まわりの筋肉が常に緊張した状態になります。一回一回は軽い負荷でも、毎日繰り返すことで慢性的な筋疲労・腰痛につながります。
目安として: 立ち姿勢の時の腰への負荷を1とすると、前傾姿勢では1.5〜2倍の負荷がかかるとされています。
原因2:ねじれを伴う動作
「ベッドから車椅子へ移乗する」「横に倒れかかっている体を支える」といった動作では、腰をひねりながら重さを支えるという非常に危険な動作が発生します。
このねじれ+負荷の組み合わせが、ぎっくり腰(急性腰痛)の最大の原因です。
原因3:不意の動作と筋肉の疲弊
慢性的な疲労で筋肉が弱っているところに、急な体重移動・予期せぬバランスの崩れが加わると、筋肉や靭帯が耐えられなくなります。
「いつもと変わらない動作なのに、急にギクッとなった」という場合、その前から筋肉はすでに限界に近かった可能性があります。
慢性化させないために今すぐできること

腰痛を慢性化させないために、日常の中でできることを4つご紹介します。
① 介護動作の姿勢を見直す
前傾姿勢を減らすために、「膝を曲げて腰を落としてから動作する」ことを意識します。腰ではなく脚の筋肉で重さを支えるイメージです。最初は時間がかかりますが、習慣化することで腰への負担が大幅に減ります。
② 福祉用具を活用する
介護保険のレンタルで使えるスライディングボード・移乗ベルト・リフトなどの福祉用具は、介護者の腰への負担を大きく減らします。ケアマネジャーに相談することで、費用負担を抑えて活用できます。
③ 腰まわりのストレッチを習慣化する
朝起きたとき・就寝前に3〜5分だけ、腰まわりのストレッチをすることで、筋肉の緊張をこまめにほぐせます。特に「膝を胸に引き寄せるポーズ」「仰向けで両膝を左右に倒すポーズ」は腰の緊張解消に効果的です。
④ 腹筋・体幹を鍛える
腰痛予防の根本は「腰まわりを支える体幹の強化」です。プランク(体幹のトレーニング)を1日30秒でも続けることで、腰への負担を筋肉で支えられるようになります。
セルフケアの限界と、プロのケアが必要なタイミング
こうしたセルフケアは有効ですが、「すでに痛みが慢性化している」「ぎっくり腰を繰り返している」という場合、セルフケアだけでは追いつかないことがあります。
以下に当てはまる場合は、プロの施術を受けることを検討してください。
- 1週間以上、腰の痛みが続いている
- 腰を動かすたびに痛みを感じる
- 横になっていても腰が痛い
- ぎっくり腰を年に1回以上繰り返している
- 脚にしびれや放散痛がある(この場合は医療機関への受診も検討)
出張鍼灸・マッサージで腰痛を根本からケア

はりらくLAB.では、介護による腰痛に対して以下のアプローチを行います。
ほぐしコース(手技のみ)
腰まわりの筋肉・臀部・ハムストリング(太もも裏)を丁寧にほぐします。腰痛は腰だけでなく、臀部や脚の筋肉の硬さが原因になることが多いため、全体的にアプローチします。
鍼灸コース(鍼を使う)
深部の筋肉にアプローチできる鍼を使い、「手技だけではなかなかほぐれない」深い部分の緊張を取り除きます。血流改善・炎症抑制・神経の鎮静作用があるとされており、慢性的な腰痛に特に効果的です。
どちらのコースも、施術前のカウンセリングで腰痛の状態・症状の経緯・持病を確認してから施術します。
コースと料金(出張費・交通費込み)
| コース | 時間 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| 全身調整 鍼灸・ほぐしコース | 60分 | ¥9,900 |
| もみほぐしコース | 60分 | ¥7,700 |
| 美容鍼ベーシックコース | 60分 | ¥11,000 |
| 産前産後・女性のお悩みケアコース | 60分 | ¥9,900 |
よくあるご質問
Q. ぎっくり腰が起きたばかりですが、すぐ来てもらえますか?
A. 急性期(発症直後で激痛・動けない状態)は施術を控えていただく場合があります。発症から2〜3日経過し、少し動けるようになった頃からご相談ください。LINEにて状態をお伝えいただければ、対応可否をご案内します。
Q. 腰痛に鍼灸とマッサージどちらが向いていますか?
A. 慢性的な筋肉の硬さが原因の場合はどちらも有効ですが、「マッサージをしてもすぐ戻る」という方は鍼灸コースをおすすめします。深部筋へのアプローチが可能で、持続効果が高い傾向にあります。
Q. 介護中でも続けて通えますか?
A. 定期的なご利用を推奨しています。月1〜2回の施術から始めていただき、状態に合わせて頻度を調整します。予約サイトから日時を柔軟に選べます。
「腰を壊してからでは遅い」——今の状態で動けるうちに

介護者が腰を壊してしまった場合、誰が介護を続けるのか——それを想像すると、腰のケアは「自分のため」だけでなく、親のためでもあることが分かります。
まだ「痛みはあるけれど動ける」状態のうちに、プロのケアを受けてください。
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執筆:はりらくLAB. スタッフ(はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師)